FRP漁船の炭化による有効利用に関する研究
谷口秀樹メこ・ヒ村誠 一… 。 持田 勲ンてニド
*材料科学部工業化ノ、i ごニグルー▼ 一ブ・*:りL州大学先導物質化学研究所
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要旨
漁船等に用いられている,処分細封難′ 亡FRPげラス繊維強化プラスチック)ぴ〕リサイクル方法守Lて炭化し/梅澤牛 物が付着しやすい漁礁・療礁とLて再利用する方法を視案している.二の炭化研究は水産庁甘らげ)委託を受りて行っ ており,関係機関と連携して,プロジェクト全体では実証炉試験を行い,実相化を目指しノている・当センター∴ごH二研 究課題の一/〕であるFRP炭化物折明津糾一卜上技術開発を分押している.
本報告では,FRP廃材ゾ〕曲げ応ノノと炭化反応後のFRP炭化物の曲げ応ノノに相関関係があること,炭化反応の前段と して安定化反応をすることにより,FRP炭化物の曲げ強度を2.5倍あるいは1.2倍に向Lさせることができたことを
報告する.
そこで,FRP製造業(ノ)活性化策±LてFRP製造業
による FRP 船処理事業を県内で立ち上げることを巨盲 的に,1センターでは平成1巨牛度上り,F琶之P炭化処理 研究をスタートさせた.既に,著者らはFRPを不活性
雰匪卜気で炭化することにより,マトリックス樹脂から
生成する炭素がガラス繊維をコーティングLた炭素被 寝ガラス繊維成型体が得られることを見出し,生物が 付着しやすい魚礁としてリサイクルするシステムを提
案している(l 抽
1.背景と研究目的
1.1 背景
繊維強化プラスチック(FRP)はガラス繊維とマトリ
ックス樹脂から構成される複合材料であり,高強度,
高耐久かつ軽量のため,漁船などの船舶や航空部材等
に幅広く利用されている.
大分県内には製造トン数においてF1本品人の FRP
船製造メーカーである東ノL州造船株式会社(臼杵市)を
始めとする地場の FRP船製造業やヤンマ←造船株式
会社(東国東郡武蔵町)や日産マリーーン株式会社(東国
東郡安岐町)といった進出企業があり,小型のプレジャ
ー几ポーートから100トンを超える大型漁船去で製造して
いる.
Lかし,近年の漁獲高の滅少や輸入品の拡大,景気
の低迷等によって,新規造船数ほ減少(製造品控荷客貞,
H旦:744,H6:8は Hl 巨762 千万n),事業所数の 減少(Hl :24,H2:20,H3:17事業所),従業員数の 減少(H旦:443,H6:403,Hl l :j 58人)となり,活
気が失われ/〕/〕ある.
主た,FRP船は耐久年数の過ぎた船体の処分が大き な問題となっている.FRP漁船は塵業廃棄物として管
理型最終処分場に埋設するようになってし、るが,大型
の船を小片に砕かなければならないこと等から,処分 が進んでおらず,新造船建造の足かせとなっていると
言われている−
ド用.1 実証炉試験装置
所在厘上福岡県リサイクル総合研究センター実証試験地
(北圧州市エコタウン内二北ノL州市若松区向洋町)
炉内寸法:LJ 6m,\㌔’ 2∪5I l l ,I 12† † !
最高温度:950−c
ト2 研究体制
現在で㍑沌甘木庫総合朝牒誉ンクー几 川† 水庵車研究
巾う ′小イ:〕ノ)変r i 亡をノ受けて,同研究センター∵虹藻1二′ 宰相二
究け巨トL州大学,福岡県リサイクル総合イ抑究センター
海洋水産システム協会等(ノ)他機関らと連携して研究課
題を1)捏十るニヒ」∵ト⊃て,センターや紙∴誉困難な
大型の′ 夫「姑試験を行/)ごいろ.
ノ夫舌L試験ご土北ノL州巾エコタウン地F畑作福岡県リサ
イク′ レ総合研究センターー実証試験ユリアに乙設置しノた
FRP㌫化′ 茹甜巧炉ノ勺寸法貫ノ6t n,恥’ 2.5m、f 圭行1)/を用い
て、実用化∵向けた研究を進めている.実証か概観を
Fl g.i に′ J トト、見附l 里㍍鋸車裾引L最適′ J し工炭化条件(′ Fワニ
化温度,昇温速度,雰囲気ガス流速′ 等ゾ)墳[†)や炭化
物の利用ノノ法等を検討し/ている、
ニし7)(独)水産総合研′ 先センター事業た∴平成」4年寝
かレ1J 平成盲8叫喪主でげ)5カ年計画r ご、あろが,品終イ巨度
トなる平成!8年牒パ′ 真言広汎験装置ゾ)解体たと、がr ′ 定
され1ており∴実竃的に研究㍑平而=7牛度までとなノ」て
いる.
本年「勘土中間報告とな∵こおり、本年r 空第2し−ユi 推進
委員ごミでは)二れ主ご〃〕研究成果等を審議いただき,
継続しノて取り純む必要がある」ユニ〝)評価を得こいる.
1.3 研究目的
当センターではFRP炭化技術の中棲ごある,炭化
条件〝)検討を分担している.現在の炭化技術の課題は
FRP炭化物の慮度の向上である.
一般的に有機物(ニの研究では不飽和ホリエステル
樹脂)を窒素など(′ )不活性な雰灘気卜で加熱けると,
分J ′ 結合が縮合して炭素に変化する反応(重合反応)±
分子一結合が切断してガスやクー′ し状び)低分子化する反
ん己こ(分解反んここ)がl ■叩寺に進行すろ†ニの相反する反応の
量は首温速度や炭化温度や雰囲気ガスの状態等によっ
て,増減する.
本研究では,より多くの炭素を得るため〝)炭化条件
とLて炭化反応を2段階にわけ,1段目の雰匪気を空 気とし,樹脂内に酸素架橋反応を導入することに上っ て,その後の炭化反応で高炭素収率や高強度化をトj 指
Lた.ニのような2段炭化の1段目のL二程を炭素工学
ご上土不融化反正二あるいは安定化反応と呼んでおり,炭
素繊維製造等で用いこいる.
卜1g.21廃FRP船(A)2.6t
Fi g。22 廃FRP船(B)4りt
F上g。2v“ 3 廃FRP船(C)試運転使用船
2.実験
2.1実質集材料
炭化実験には∴実験用に新Lく作成したFRP(以下, モデルFRPとする),およびこれまでに入手できたi
Fi g.2「、′ ′ 1廃FRP船(D)05t
く与ぎし)
「1g.25 実験室炭化炉
写真上:1モ体,ノゥニ頁卜:炉内部
種類ゾ)廃FRP(A)、廃FRP(B),廃FRP(〔1),廃FRP(n)
を用いた.炭化実験では,二れJ j ぴ)廃FRPを曲げ試顆
用に20mmXJ OOnl 汀l の短冊状∴坑断Lたむのを用いた.
ニれら廃FRPr ハ船体解体前等ノ〕船体外観上ヒト’ i g.21か
ら21〔ハとおりである.
卜i g.26 仙げ甜検機
与真上:仝胤 ′ 与二虫卜:加重部分
2.3 強度試験条件および積層構造分析
FRPおよびFRP炭化ヰ勿〃)曲げ試験漂ゎ能蘭験機(島
津製作所製AGS−1を用いた.曲げ試験ゾ〕扶祝をFTi g,2−6
にホーLj .柑ゼの五甜郡肘私ヒト郎80‡11nl でヨ点【==デ、L
した。FRP炭化物ご土t J 郎8りぎ11n17 上郡1(加† 11ゾ)4′ 告曲
げとした.試験速度ご士FRP,FRP炭化物±‡ 5盲† 1nl /分
し†J − 一」ノト
FRP【巨ハガラス含有量H妻気中65r )℃て燃焼いこと
きゾ)残漆量/いレ■ j 求れ′ 二.主′ ミニ∴燃焼後〔J )ガラス繊維屑
を剥舵しt Lトービングクt l ス(R),チョップトストラン
ドマ、ノト笹竹に分類し積層構造′ ㌢分析し′ た.
3,結果と考察
3.1 ガラス含有率,積層構造
本研究に仔j いたFRPしハ積榔【メニ、さ,ガラス含什平 曲
げ強度,柑ゼ炭化物の曲げ強度をTabl cう1にホ十 廃
FRP4 柁類〃J ガラス含有辛けそれぞれ7 j 6,う4、25,
j 7(H,であり,廃船によって,人きく艮な/)こいる】去
た7 積層構造‡ 〕船体ノ)排水トン数等に1二/つて,典な/J
ている.ニれに対して,モデル/FRPソ)ガラス含イナ幸子土 2.2 炭化装置と炭化条件
炭化反止こおよび安定化反し己こごま′ 実験室炭化炉おょび
実証試験炉を用いた。実働ヰ射ヒ炉げ)外観を F唱.ユー5
に/i てすト 安定化転応条件おょび炭化条件は次〃)とおり
としノた.安定化†叉応温ノ要はj O()て∴ 吊混速度‡土50−c/
時,反に温度ごL7)保持日干閏ご上2持間,章雄ほ汗H L/
分の大気気流イで反応させた.炭化温度け 700℃,犀
温速度ほ5けぐ/暗(ただし、〕りOJ 〔∴ろゝ〔〕400℃の間た牒
温速度を25て二/暗としノた),70け〔二でり)保持時間は4時
間,雰囲気は流速‖./分の窒泉気流「でk正させた,
実轟炉では炭化温度、井混過渡、保持凍鍾軋主菜験基
酸素f 昆合あるい
炭化炉と同じである】雰囲気け窒素Q
FRPdごRP炭化物の曲げ強度の関係
Tab】e31廃FRPの炭化前後の曲げ強度等について 5
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\祭琴芦≡聖繁烹讐声
積層序さ=約5mm
0 5Q 100 1罰)
FR… )曲げ強度【N/mZi
F土g∴ト1FRP と FRPノ炭化物の曲げ強度の関
炭化炉:実験室炭化炉
炭化温度・700C
昇温速度:50C/時(300−400C問:25′ C′ ′ 時)
雰囲気:窒素
保持時間・4時間
の相関関係が,すべて〝)廃FRPにあてはまるとは考え いが,FRP炭化物の強度はもとのFRP強度が大き いて三ど,FRP炭化物の強度は大きいとは言えると思わ
れる.
蓋た,ニの結果からほ,FRP炭化物の曲げ強度ほ最
大でも,13N′ ′ mm2看ⅠⅠり童であり,ニれ以i 二の曲げ強度を
得ることは期待できないとも言える.
3.3 FRP炭化物の曲げ強度とガラス含有率の関係 Fi gふ2にFRP炭化物曲げ強度とガラス含有率の関係 を示す.FRPのガラス含有率が高いほど,炭化して得 られる FRP 炭化物♂)曲げ強度が大きい傾向が見られ
る.
47%であり,廃FR に比べ約10%程度「射、.ニれは, ガラス繊維の樹脂との濡れ性や FRP 積層技術の向上 によって,含浸させる樹脂が減っているためと思われ る【
これらの廃FRP船は廃棄物ゆえに製造年月が不明な
ものや漁船登録ホ帳から製造年月が明らかな妄)のでも,
使用しなくなって,どの程度げ)年月を海上で経たもの
かあるいは陸上で経たものかによって,FRPとしごの 強度が異なっていると思われる。紫外線等によって, ゲルコートや樹脂,あるいはガラス繊維も劣化が進行
の程度が異なるためと思われる.
3.2 FRPとFRP炭化物の曲げ強度の関係
FRP(7)曲げ強度とそれの炭化物(FRP炭化物)の曲 げ強度の関係をFi g.3一号示す.モデルFRPは藍,他の 廃 FRP は⑳で表す。モデル FRP は曲げ強度が 227N/mm2,FRP炭化物の曲げ強度がj 4N/mm2である ため,グラフの右=こ位置する。これに対して,廃FRP は廃FRP(D)を除いて曾FRPとしての曲げ強風甘 いず れも150N/mm2以下であ畑 明らかに劣化しているこ
とがかわる。ニれらの廃FRPを炭化LたF絶P炭化物 の曲げ強度はモデルFRPを炭化したものの4割程度の 曲げ強度しかなく‥ 炭化する前のFRPとしての強度が 低いとそれを炭化したものの強度の低いということが
いえる一
今回の廃FRPの4種類については,FRP強度とFRP 炭化物強度の関係が直線j 二に乗った.用いた4種類の 廃FRPはこれ蓋で述べたように,積層厚さや積層構造, 使用期間等,これまでの経緯が異なるものなので,こ
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竃∈∈\邑磯髄聖者昏厨蜜褒
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監
⑳廃FRp鋸
20 30 40 50
カラス含有寒村
Fj g∴ト2 FRP 炭化物の曲げ強度とガラ
ス含有率の関係
炭化炉:実験室炭化炉
炭化温度:700ハc
昇温速度:5椚ン時(う00−400C問.25ノC/時)
雰囲気:窒素
保持時牒:槌時間
Fi g.うーt ,Fl g.3−2から」、/プニ化する前げ)FRPしノ)曲げ應烏
あるいはガラス含和幸ミをう紺トトること∴二上′ 〕ご、炭化 しノて得られろ FRP炭化物の曲げ強度がある程庚イ欄
可能と思われろ.
3.4 安定化反応(前処理)と曲げ強度の関係
(実証炉第5回)
平成=5年度においご,炭化反応の前牒として,空気
雰L珂気ド300、〕〔二での安定化反広がFRP吋ノ)形状楳特に
有効であることを報㌣Lた.木棚究では 二〃)安定化 反応を経美 FRP 炭化物の曲げ強度測定および異なる
廃FRPを用いた再現性確認を行/つた.三た,新たな前
処.叩ノ/法として,FRP/、\グ)コー〈ルタールの塗布に上る
具炭化の効果を検討Lた.
Fl g.うーうに1.前処理なL,2/実験室尉ヒ帆二上る安定
化反応,5.コールタール塗布した幸)の,お上び4.コー
ルタール塗布後に安定化叔宜しノたも〃)の4種類を′ 実験
室で準備し,ニれらを,実証か第5回実験(平成17隼
1月)に、他げ)FRP試料と 珠凱二炭化したむげ〕の曲げ∫強
度結果を示す.実証炉第5恒]実験の雰囲気は窒素で炭
化反J ノここを行/つた.試験片本数は試湘≠ばら/)きを考慮
して,各5木準備し,それら〃)平均でけなく,5木の
曲げ強度げ)結果を,その主よホLた_
前処理ごとの5つげ〕プロソトはそれぞれ曲げ強度J )
生デーータであり,これド〕の範囲が試料〔7汁王ら/J きと思
わオⅠろ.ニれらげ)ばら/っき〃〕理由としノては,切りけL
た試料片がま/)たく♂〕平面でないこと(わずかに船体
構造由来の湾曲があるたノダ)),試験片中のガラス繊維/
樹脂比が均諭でないこと,炭化反正、中の収縮などに上
/つご,湾曲していることなどが考えられる,
Fl gふぅかレニ〕∴実験室でぴ)安定化蘭己こをした圭)のは前
処理なL〔ハそ〕のに比べてっ 平均で2.5倍の曲げ強度向
上が回れていることがホされた 去た,今回直ヤー一ノン
塗車に/〕いてご土,曲げ胤変を向上させることができな
か/〕た, タール塗布後に安滝里烏宣しノた≠〕〃)はターhル
宣布した妄)汀)上りr r l j 上しこいろが,安定化′ 「夏んL二〃)みゾ〕
らげ)と比べ▼1こ,曲げ強度が向上Lていない ニ〔川新人1
に二㍍∵ては今後甘検討が必要上思われる
3.5 安定化反応(前処理)と曲げ強度の関係
(実証炉第6匡)
F喝.j −j ヒ同様にFt gふ4に尖言j 抑第6「叶実験しハ結果を
ホす)実験室前処理け第5巨r l と川じであろ.実証炉第
6 回実験の目的古土,実験室での安定化蘭志を実証炉に
適用することであ/」た よって,′ 実験室安定化反応と
同様に う00し℃去で酸素濃度約 り一輝け雰囲気下で安定化
〓
−.
4
り
J 安定化 タール 3〔)0℃ 塗布 前処理
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タール 塗布後 安定化 300℃
誉眉蒙古壌℃室讐 ハ
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前処理方法
F豆∴ト3「在処理方法と曲こデ強度の関係
−−一美証炉第5しロ」:700、c/FRP二廃FRP(ノ互トー
炭化炉.某紆炉(第5阿)
歳†巨温度・7nO(二
計温凍度.50し時∵眉()一400(二間.25し時)
雰囲気.窒素
保持時間:4時間
FRI )二廃FRPr A)
前処理 安定化 夕叫ル なし 300℃ 塗布
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炭住雄i ′ 長記三炉十慕さ回1 炭化混度:7()(J 〔、
杵嵐逐「空・50し’ 咋(う0(トヰ00仁澗 三5〔、咋j 雰囲気:壱衣∴ 酢素混合し酸素濃射1J リ(さり)
(外ノ筑温\う()()〔∼)
窒素
(うり(卜7()()し、i 保持時間・4時間
川げ:療=Ⅷ汀㌧A)
k応/を行/J ′二二
㌻ず∴身許炉亮定化反応出効果∵/〕いご;土Fi gふj ソ〕
前処理/♪ごし」二「痩.ぅー4(ハ「拍処理なしノノを比車麦することに
なるが,結果けはぼ同し∴ 出=デ強度であり,今巨Tj げ)′ 実
証炉′ 実験で㍑効果は確認できなか/)た
の安定化反応を経た試料ではばらつきは大きいむゾ〕ゾ)
平均でう.2倍の曲げ強度向」二が図れた.
ニれらの2/〕の結果から,実証炉安定化だけごは安
定化の効果は見られないが,再度実証炉安定化した≠)
のほ効果が見られることから∴実験室安定化に上って,
安定化反応が 一部進んだFRP には実証炉での安定化
反応が有効であったと考えられる】実験室炭化炉と実
証炉の違い甘 雰囲気ガスの流路や酸素濃度,炉内空
間に対するFRP試料量等〉 多くの点で異なっており〉
今後のこれらの比較検討し,′ 実証炉安定化反応の最適
化が必要と思われる.
コールタール塗布物したものの安定化反応ではFRP
炭化物のばらつきが非常に大きいが,ニれは,FRP炭
化物の表面の不均 一なコールクー¶ ル由来のフレーク状
の炭素に上って,厚さのばら/⊃きが大きいため等が原
因として考えられる.
4. まとめと今後の計画 4.1本報告のまとめ
本報告をまとめると,次のj 点となる.
〔[廃FRPの曲げ強度とそれらのFRP炭化物の曲
げ強度に相関があること,また,ガラス繊維含
有量と同じく FRP炭化物の曲げ強度にも相関
があることが示唆された.
これにより,実際の炭化反応を行わなくと車〕,
得られる FRP炭化物の曲げ強度を㌣測できる
と思われる.
② 炭化反応の前段に空気中での安定化反応を行 うことにより,FRP炭化物の曲げ強度を2.5倍
あるいほ3.2倍に向上二させることができた。実
証での安定化反応は最適化が必要と思われる.
③ 今回の検討でほ)コールタール塗布の曲げ強度
向卜に対する効果は見られなかった.
4.2 今後の課題
当センターの課題の,強度向上については,安定化
反応は窒素ガスの使用量低減となる反応でもあるので,
運転コスト削減に有効な技術であり,実証炉安定化反
J ノここの温度や時間等を最適化していく必要があると思わ
れる.プロジェクト全体としては,国士交通省が開発 中のセメント材料への混合技術の動向を踏まえながら, FRP炭化物の実海域での生物親和性や漁礁。藻礁とし て性能試験,経済性に関する試算,FRP炭化物の吸着 性能を利用した浄化材の開発等をそれぞれの機関が進
め,早期の実用化に必要なデーⅦタの積み上げを進めて
いく
参考文献
(1)持出勲,光来要 二,上村誠 一,谷=秀樹,海洋水産
エンジニアリング12(2002),P.48
(2)勘l 秀樹,光来要三卜上村誠 一,持出勲,第27回
炭素材料学会年会要旨集(20n(往 P.182
謝辞
木研究折)一部ほ水虎庁「平成I 6イド度自然との共生プ
ロジェクト技術開発委記事業」によって行われた.
(株)江原造船鉄丁所(東国東郡国見町),(有)酒家造
船所(南海部郡)には,当センター実験室研究やFRP試
料に/〕いてj ご協ノバ買いた.
福岡県リサイク′ レ総合研究センタ山 ,酉Fl 木環境エ
ネルギー株式会社,(株)江原造船鉄「所にほ実証炉試
験について,ご協力噴いた.
(社)海洋水産システム協会について,廃FRP船解体
に関する経済性検討に/〕いて,ご協力頂いた.
(独)水産総合研究センター水産工学研究所,ノL州大
半先導物質化学研究所には,研究全般に関して,ご協
ノノ頂いた.
上記の関係機関等に謝眉を表します.